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- 会計事務所編
- 企業・事業主編
会計事務所編
会計事務所に対して生成AIの導入・活用について調査を実施しました。
「生成AI」を使ったことはありますか?
2年で利用率は39%から75%と2倍近くまで伸び、企業編以上のスピードで普及が進んだ。専門性の高い業務を担う会計事務所ほど、一度効果を実感すると利用が急速に広がりやすい傾向がうかがえる。
Q1で「ある」と答えられた方に伺います。どのような場所で生成AIを使われましたか?
私生活での利用割合が増加。業務での有用性を実感した層が私生活でも積極的に活用するようになり、利用が組織的な広がりから個人の習慣へと定着してきている。
Q1で「ある」と答えられた方に伺います。どのような生成AIを使われましたか?(※複数回答可)
ChatGPT依存から一歩進み、GeminiやMicrosoft CopilotやClaudeを併用する動きが急速に広がった。会計事務所でも用途や機能に応じて複数ツールを使い分ける、より実践的な活用段階に入っている。その他(自由記述)には「NotebookLM」の言及が複数あり、議事録や資料の要約用途への関心がうかがえる。
Q1で「ある」と答えられた方に伺います。生成AIをどのくらいの頻度で使用していますか?
※本設問は今回調査のみ実施のため、過去データとの比較はありません。
32%
毎日
毎日利用と週3~4回利用を合わせると6割を超え、高頻度での利用がわかる結果に。単発的な試用ではなく、日々の業務フローや私生活に組み込まれつつある実態がうかがえる。
Q1で「ある」と答えられた方に伺います。生成AIは有料版と無料版どちらを使用していますか?
※本設問は今回調査のみ実施のため、過去データとの比較はありません。
46%
有料版
有料版利用率は企業編(36%)より高く、専門性と正確性が求められる会計業務では、無料版の制約を超えて投資に踏み切る事務所が相対的に多いことがわかる。
Q1で「ある」と答えられた方に伺います。生成AIの活用によってどのような変化を感じましたか?(※複数回答可)
※本設問は今回調査のみ実施のため、過去データとの比較はありません。
43%
業務の質が向上した
効果を実感する項目に大きな偏りがなく、質の向上と時間短縮の双方で高い評価を得ている。生成AIが会計業務のスピードと精度の両面に貢献し始めていることを示す結果といえる。
Q1で「ある」と答えられた方に伺います。生成AIが誤った情報を正確であるかのように出力する「ハルシネーション」が話題となっていますが、生成AIの出力内容についてどの程度確認・検証していますか?
※本設問は今回調査のみ実施のため、過去データとの比較はありません。
52%
必ず別の情報源で裏付けを確認してから使用している
半数超が「必ず別の情報源で確認」しており、企業編(34%)より裏付け確認を徹底する姿勢が強い。顧客の資産や税務情報を扱う業種としての慎重さが、AI活用の姿勢にも表れている。
Q1で「ない」と答えられた方に伺います。今後、生成AIを使ってみたいと思いますか?
未経験者の前向きな意向は8割超まで上昇し、企業編と同様の傾向を示す。会計事務所においても「使わない理由」より「使うきっかけ」を提供することが導入促進の鍵になると考えられる。
職場でどのような業務に生成AIを使ってみたい、または試してみたいですか?(※複数回答可)
データ分析・文書作成・資料作成がいずれも5割を超え、業務全般にわたって活用ニーズが分散している。特定業務に偏らず幅広い応用が表れている。その他(自由記述)には「記帳代行・仕訳/元帳チェック」「税務相談」など会計業務の具体的な活用例が多く、専門業務への浸透がうかがえる。
従業員・スタッフが許可なく個人アカウントの生成AIを使用する問題「シャドーAI」が話題となっていますが、あなたの職場では生成AIの使用に関するルールや制限がありますか?
未整備の割合は約19ポイント改善したものの、依然7割近くが未整備のままとなっている。企業編(53%)と比べても整備の遅れが目立ち、顧客情報を扱う業種でありながらルール面の対応が後手に回っている実態が浮かぶ。
生成AIを使うにあたって不安に思うことや困っていることがあれば、当てはまるものをすべてお選びください。(※複数回答可)
不安の中心は「どの生成AIを使用したらよいかわからない」という選定の悩みから、「機密情報の漏洩」という運用リスクの悩みへ移行。顧客の機密情報を預かる会計事務所ならではの懸念の強さが表れている。その他(自由記述)にも「情報が漏れないことが確実なら積極的に使用したいが、不安があるので具体的な質問ができない」など、セキュリティへの不安が実務での踏み込みを妨げている実態がうかがえた。
生成AIを利活用するために取り組むべき課題として認識されているものをお選びください。(※複数回答可)
最重要課題である情報セキュリティ・プライバシー確保への意識は約25ポイントも上昇した。個人情報や税務データを扱う業種として、利用拡大とともにリスク意識も比例して高まっていることが読み取れる。
生成AIの整備や導入に関して、困ったときどこ(誰)に相談することが多いですか?(※複数回答可)
「自分で調べる」への依存がさらに強まり、事務所内のIT担当者への相談は減少傾向。組織として相談・サポート体制が整っておらず、担当者個人の判断に委ねられている実態がうかがえる。その他(自由記述)には「生成AI」自体に相談するという回答が多くみられ、「AI研究会に入っている」など主体的に情報収集する動きもみられた。
アンケート詳細
- ●アンケート内容
- 会計事務所と企業・事業主の両者に「生成AI」に関する実態、考え方などを聴取し、双方に結果を提供
- ●調査方法
- インターネット調査
- ●調査対象者
- 会計事務所(職員含む)
- ●調査期間
- 2026年7月10日(金)~ 2026年7月31日(金)
- ●調査エリア
- 全国
- ●調査サンプル数
- 212名
- ●過去の調査(参考)
-
2023年度実施 生成AIの導入・活用に関する実態調査 調査期間:2024/3/8(金)~ 2024/3/18(月) 調査サンプル数:206名2024年度実施 生成AIの導入・活用に関する実態調査 第2弾 調査期間:2024/11/15(金)~ 2024/12/1(日) 調査サンプル数:210名
企業・事業主編
企業・事業主に対して生成AIの導入・活用について調査を実施しました。
「生成AI」を使ったことはありますか?
わずか2年で生成AI利用率は55%から84%へ急増した。もはや「使うかどうか」ではなく「どう使いこなすか」を問うべきフェーズに入ったことを示している。
Q1で「ある」と答えられた方に伺います。どのような場所で生成AIを使われましたか?(※複数回答可)
職場での利用が広がる一方、私生活での利用割合も伸びた点が特徴的。仕事と私生活の垣根がなくなり、個人のAIリテラシーがそのまま業務力に直結する時代になったことを示唆している。
Q1で「ある」と答えられた方に伺います。どのような生成AIを使われましたか?(※複数回答可)
ChatGPT一強だった状況から、GeminiやClaudeが急速にシェアを伸ばし、Microsoft Copilotを含め複数ツールを併用する動きが定着。その他(自由記述)には「Perplexity」「NotebookLM」「Canva」など、選択肢にない検索・要約など特化型のAIを併用する回答も複数見られ、ツールの広がりは選択肢以上に進んでいる。
Q1で「ある」と答えられた方に伺います。生成AIをどのくらいの頻度で使用していますか?
※本設問は今回調査のみ実施のため、過去データとの比較はありません。
38%
毎日
「毎日」利用が4割近くに達し、週3回~4回を含めると高頻度利用者が6割を超える結果に。一度使い始めた層は継続利用に定着しやすく、生成AIが特別な作業ではなく日常のワークフローの一部になっていることがわかる。
Q1で「ある」と答えられた方に伺います。生成AIは有料版と無料版どちらを使用していますか?
※本設問は今回調査のみ実施のため、過去データとの比較はありません。
36%
有料版
無料版が6割を占め、有料版はまだ4割弱にとどまる結果に。個人の判断で使える無料版から始める企業が多く、組織として投資判断を伴う有料版導入は今後の課題として残っていることがうかがえる。
Q1で「ある」と答えられた方に伺います。生成AIの活用によってどのような変化を感じましたか?(※複数回答可)
※本設問は今回調査のみ実施のため、過去データとの比較はありません。
56%
業務の質(精度・品質)が向上した
約半数が「業務の質の向上」や「作業時間の短縮」を実感。単なる時短ツールではなく、成果物のクオリティを高める手段として評価されている。
Q1で「ある」と答えられた方に伺います。生成AIが誤った情報を正確であるかのように出力する「ハルシネーション」が話題となっていますが、生成AIの出力内容についてどの程度確認・検証していますか?
※本設問は今回調査のみ実施のため、過去データとの比較はありません。
35%
必ず別の情報源で裏付け確認してから使用している
9割近くが何らかの形で生成内容を確認しているが、「重要な内容のみ」確認する層が半数を占め、軽微な情報はそのまま使う実態がある。確認基準が曖昧なままでは誤情報の混入リスクが常に残るため、使用上の規定整備などが課題に。
Q1で「ない」と答えられた方に伺います。今後、生成AIを使ってみたいと思いますか?
生成AIを使ったことがないという回答者の割合が427/949名(2024年度)から91/606名(2026年度)と大幅に減少。さらに未使用者の中でも「使ってみたい」という前向きな意向は8割超に達し、「すぐにでも使ってみたい」の割合も上昇。導入のハードルは意欲の低さではなく、きっかけや環境が整っていないことにあると考えられる。
職場でどのような業務に生成AIを使ってみたい、または試してみたいですか?(※複数回答可)
今年の調査では「資料作成」「メール作成」など文章生成系の業務が上位を占め「データ分析」を上回る結果に。定型的な業務が活用領域として広く浸透していることがわかる。その他(自由記述)には「プログラミング」「契約書審査」「法解釈の要約」「システム開発」など、専門知識を要する業務での活用例も挙がっており、一部では単純作業に留まらない広がりがうかがえる。
従業員・スタッフが許可なく個人アカウントの生成AIを使用する問題「シャドーAI」が話題となっていますが、あなたの職場では生成AIの使用に関するルールや制限がありますか?
「ルールが定められていない」割合は約27ポイント減少し、ルールの遵守・整備中を合わせると約4割まで整備が進んだ。一方で残り半数以上は未整備のままで、利用の広がりにルール整備が追いついていない状況が続いていることがうかがえる。
生成AIを使うにあたって不安に思うことや困っていることがあれば、当てはまるものをすべてお選びください。(※複数回答可)
不安の中心は「使い方がわからない」という知識面の課題から、「機密情報の漏洩」という運用リスクへ移った。利用が広がるほど、情報管理の甘さが経営リスクとして意識されるようになったことを示している。その他(自由記述)では「利用ポリシーはあるが、どこまでの社内情報を利用してよいか不透明で、結局は個人に責任が負わされる気がする」など、ルールの実効性や責任の所在を問う具体的な声も見られた。
生成AIを利活用するために取り組むべき課題として認識されているものをお選びください。(※複数回答可)
最重要課題は人材育成からセキュリティ確保へと重心が移ったが、スキルアップの重要度も高水準を維持している。安全に使うための「守り」と、使いこなすための「攻め」を同時に整備する環境作りの必要性が高まっている。
生成AIの整備や導入に関して、困ったときどこ(誰)に相談することが多いですか?(※複数回答可)
「自分で調べる」への依存が強まる一方、社内IT担当者への相談は減少。相談先が組織として確立されておらず、個人の情報収集力によって活用度に差が生まれやすい状況がうかがえる。その他(自由記述)に多くみられた「生成AIに聞く」「AIに相談する」など、人ではなくAI自体を相談相手として挙げる回答が複数あり、AIによる自己解決をしようとする傾向がうかがえた。
アンケート詳細
- ●アンケート内容
- 会計事務所と企業・事業主の両者に「生成AI」に関する実態、考え方などを聴取し、双方に結果を提供
- ●調査方法
- インターネット調査
- ●調査対象者
- 企業のバックオフィスまたはIT担当者、事業主
- ●調査期間
- 2026年7月10日(金)~ 2026年7月31日(金)
- ●調査エリア
- 全国
- ●調査サンプル数
- 606名
- ●過去の調査(参考)
-
2023年度実施 生成AIの導入・活用に関する実態調査 調査期間:2024/3/8(金)~ 2024/3/18(月) 調査サンプル数:636名2024年度実施 生成AIの導入・活用に関する実態調査 第2弾 調査期間:2024/11/15(金)~ 2024/12/1(日) 調査サンプル数:949名





