税理士・公認会計士選びの
3つのポイントとは？

良好な関係を築けている事業主が7割、
不満を抱えている事業主は約3割

経営者と税理士・公認会計士との良好な関係は、安定した企業経営にとって欠かせないものと言えます。
一度顧問契約をすると長い企業では数十年契約しているところも多く、経営者の相談役として末永くお付き合いしている方も多いのではないでしょうか。

しかし、そんな良好な関係を築いている一方で、やりとりに不満を抱えながら継続していたり、不満が爆発して契約解除に至ったというケースも少なからずあります。

「やりとりで、不満や不快に思ったことはありますか」という調査では、「ない」と回答した方が71.2%、「ある」と回答した方は28.8%という結果で、約3割の方が不満があると回答しています。

※2017年度版　会計事務所白書（事業主編）より

アンケート調査では、税理士・公認会計士のお付き合いが10年以上の方は5割以上という結果でした。不満がないからこそ、契約が継続されているという結果です。
では、良好な関係を築いている税理士・公認会計士の方には、どのような特徴があるのでしょうか？

税理士にお願いしてよかった！ベスト3は？

1位：プラスαの有効なアドバイス

経営面での確かなアドバイスに目から鱗が落ちる
借り入れ等の相談で的確なアドバイス
数字から会社経営の方向性をアドバイスをしてくれる
経費削減等、的確なアドバイスで危機を乗り越えた
決算書作成においてどうしましょうかではなく、様々な提案をしてくれるので助かる
不動産売却の際に的確な経費処理の方法をアドバイス頂き、スムーズな納税処理ができた

2位：税務署対応（緊急対応・トラブル回避）

税務署が突然訪問してきたときにすぐ会社に来てくださり心強かった！
税務署の調査に際し、事前に的確な準備と指導があったこと
次回の税務調査の対策ができてる
取引先が不渡りを出しそうだと早期に把握し的確な対応の助言を受けられ、会計上の損失が最小限で済んだ
税務監査を受けた時に非常に助けになった
税務調査のときに加算税をゼロで話をつけてくれた

3位：親身な相談・対応

親身になって相談にのってくれるところ
全てにおいて丁寧な対応で感動してます
こちらの依頼に対して素早く対応してくれる
経営について一緒に考えてくれる
決算や年末調整、確定申告等きめ細やかに、正確・的確にやってもらえる
質問した回答の内容が、きちんと説明されていること

1位の「アドバイスがほしい」というのは、事業主が税理士・公認会計士などの専門家に対して、もっとも期待を抱くポイント。この期待があるからこそ対価を支払っているのでしょう。
2位は、「税務署対応」で、もしもの時に信頼できるかどうかがポイントでした。
3位は、「親身な相談・対応」。専門家である以前にビジネス取引としての基本ができているか
どうかがポイントという結果になりました。

良好な関係を築けている事業主からわかった
税理士・公認会計士選びの3つのポイントとは？

ポイント１自分が何を求めているかを整理し、確認しましょう！

税理士に求めることは？「業界ならではの節税方法や業務改善などサポートしてほしい」、「プライベートも含めた相談に乗ってほしい」、「経理処理・決算対応だけしてもらいたい」、「とにかく料金が安い最低限のサービスでお願いしたい」など、あなたが税理士・公認会計士に求めるものは、どのようなことでしょうか？その度合いによって必要なサービスも異なります。具体的に依頼内容や希望を事前にまとめて話し合うことで、最適な税理士・公認会計士と出会う事ができます。

ポイント２もしもの時について、きちんと話し合いをしましょう！

「危機やトラブル時にこそ、きちんとサポートしてほしい！」、「税務調査が入った時にきちんとした対応をしてほしい！」など、顧問契約をしているので、いざという時はお任せしておけば大丈夫と思っていたのに、実際は違ったという不満も多いようです。契約時や良好な関係のタイミングで、このような緊急対応についても十分に確認しておくことで、安心して依頼することができます。

ポイント３親身になって話してもらえるかどうかを確認しましょう！

　税理士・公認会計士もビジネスパートナーなので、良好な取引関係を築くための相性もとても重要です。年齢や性別などもありますが、あなたが経営について萎縮せず相談できるかどうかが、とても大切です。知人の紹介を受け、実際に会ってみたら自分が考えていたイメージと異なっていたというケースは多々あります。紹介してもらったので断りづらいと悩むより、自分で探して何名かの方と直接会って話をして、自分に合ったビジネスパートナーの税理士・公認会計士を見つけましょう。